Raspberry Pi に vsftpdソフトをインストールして Windows より簡単にファイルを転送削除
できる環境を作ります。
設定は非常に簡単にできますので是非試しください。
これによりRaspberry Pi に作ったサーバーなどで使用するファイル、フォルダーなどをWindowsから簡単に操作できようになります。WinSCP追加しました。
vsftpdをインストール
次のコマンドを入力して vsftpd をインストールします。
sudo apt-get install vsftpd
インストール終了後、/etc/vsfrpd.confのファイルを編集します。
sudo nano /etc/vsftpd.conf

#write_enable=YES #を消してコメントアウトします write_enable=YES
これだけの設定OKです。
追伸
#write_enable=YES の場所を見つけるのが結構大変でしたが、下図のようにすると簡単に見つかります。

2023年12月28日現在 nano エディターのインターフェイスの一部が、日本語に変わっていました。
次にvsftpdを再起動して終了です。
sudo service vsftpd restart
WindowsよりFTPソフトで接続
FTPソフトは色々ありますが、主なものを紹介します。
最近パソコンをwin11Proにしました、FFFTPをインストールしようとしたら、セキュリティーの警告が出ました。
たぶん通信が暗号化されてないのだと思います、よって今WinSCPをつかっていますので、WinSCPの記事を追加しました
WinSCPで接続
WinSCP、FileZillaなどで接続する場合、vsftpdをインストールする必要はなく、SSHが有効になっていれば接続できますので簡単便利です。
接続するときの画面

ホスト名自分のプライベートアドレス
ユーザー名 pi
ラズベリーパイのパスワード
保存押す

セッションの保存は自分のすきななまえで
OKで終了です。
接続した画面

ウインドーにドラッグ、アンドドロップでファイルが書き込まれますが、FFFTPと同じで、Raspberry Pi 側に書き込む場合ファイルやフォルダーの書き込み権限を設定しないと書き込めません。
FFFTPで接続
Windows の FTP ソフトはお好みですが、私は FFFTP ソフトを使っています。
ダウンロードサイト
インストールして FFFTP ソフトを立ち上げると下記の画面になります 。


ユーザー名は 今回Pi パスワードはラズベリーパイのパスワード
OKで接続します
接続できたら下記に画面になります。

きちんと Raspberry Pi 内のファイルが表示されています。
しかしこれだけでは使えません 、Raspberry Pi 側でFTPソフトで使用するファイルやフォルダーの書き込み権限を設定しないと、 FTP ソフトでファイルやフォルダーの書き込削除をすることができません。
次にその設定を行います。
ラズベリーパイの設定
これから Web サーバーで使用するファイルやフォルダの書き込みを可能にする設定をしていきます。Raspberry Pi のアパッチはデフォルトでは/var/ www /html 配下のindex.html のファイルを最初に読み込みます。
まずhtmlフォルダーの権限を変更します。
下記を実行します。
cd /var/www/
このようになります。
pi@raspberrypi:/var/www $
次にhtmlフォルダーの権限を変更します。
sudo chmod 777 html
次にインストール時に Apache が作ったindex.htmlも権限を変更します。
後で上書き変更するためです。
cd /var/www/html
sudo chmod 777 index.html
以上で設定は一応おしまいです。
これで Windows から FTP ソフトを使ってラズパイWeb サーバーで使用する、ファイルやフォルダーの読み書き削除追加することができます。