今回は秋月電子から発売されている、Arduino Bootloader(ATmega328P-PU)を書込み済AVRを使って、アルディーノUNOを最小限の部品で自作,動作確認してみましたのでご紹介いたします。
制作費は部品代が少し値上がりしていますが、1400円以内で作れると思います。
用意するもの
- ATmega328P-PU(秋月電子ブートローダー書き込み済み16M仕様)1個
- ブレスレットボード
- ジャンパーワイヤー
- コンデンサー【0.1μ 1個】
- 抵抗【10k 480Ω】各1個
- 今回発信子は【セラロック16M)】を使いました
- タクトスイッチ
- USB シリアル変換モジュールCH340E
- LED 1個
回路図
こちらは秋月電子さんの仕様書をもとに作りました。
![](https://kousaku-prog.com/wp-content/uploads/2024/07/arudino-kairo3.jpg)
完成品
こちらです
CH340Eは裏表反対(下図)で半田付けするとわかりやすいかもしれません。
ブートローダー書き込み済みAVRはシールが貼ってあるので配線しやすかったです。
![](https://kousaku-prog.com/wp-content/uploads/2024/07/avr-328-pic1.png)
動作確認
動作確認はWindowsパソコンからarudino ideを使って行います。
間違いなく配線されていれば、USB-C端子で接続し電源が供給されると、あらかじめLチカプログラムが入っているようで自動でLEDが1秒ごとに点滅します。またタクトスイッチはなくても問題なく動きます。
arudinoの設定
今回はAruduino1.8.19を使いましたが、AruduinoIDEも大丈夫です。
ボードの設定はAruduino Uno でも Aruduino Nanoでも書き込めました。
CH340EはWindowsパソコンではドライバーを当てなくても、自動で認識し今回COM9でした。
また今回発信子をクリスタルではなく、セラロックを使用しましたが、何の問題もありませんでした。
下図です
![](https://kousaku-prog.com/wp-content/uploads/2024/07/set-aruduin.jpg)
プログラム
テストプログラムです、1秒でブリンクするプログラムが入っていたので0.4秒に変更して書き込み、問題なく動きました。
void setup() {
// initialize digital pin LED_BUILTIN as an output.
pinMode(13, OUTPUT);
}
// the loop function runs over and over again forever
void loop() {
digitalWrite(13, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level)
delay(400); // wait for a 0.4second
digitalWrite(13, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW
delay(400); // wait for a 0.4second
}